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アデノウィルスとは

isyo 夏に流行する「プール熱」「はやり目」は、アデノウィルスが引き起こしているといわれています。アデノウィルスは約50種類もあり、 一度かかっても、また別の型で症状が出てしまうということもよくあります。
 すべての型が症状を起こすわけではなく、いわゆるプール熱(咽頭結膜熱)は、アデノウィルス「3型」「4型」で、 はやり目はアデノウィルス「「8型」が引き起こしています。症状は、軽度な風邪程度から重症の扁桃腺炎、肺炎、結膜炎、下痢嘔吐証など様々です。 夏はプールなどを介し感染が広まるため、特に注意が必要です。
 


感染症の症状

代表的な症状として下記の二つがあります。

★咽頭結膜熱(プール熱)
 アデノウイルス3型(ほかに7型)の感染で起こります。多くはプールの水を介した発生によるため“プール熱”とも呼ばれています。 急な発熱(38~40度)で発症し、食欲不振、全身の倦怠感とともに、激しいのどの痛みを伴います。 夏風邪は高熱が出る、などと昔から言われていましたが、それはこのウィルスが引き起こしているといえます。
 アデノウイルスは感染力が強く、咳やくしゃみによる飛沫感染・手や皮膚からの接触感染などによる経口感染で、簡単に感染が広がります。 潜伏期間は5~7日で、発病から1週間ほどで症状は軽くなってきます。症状が出る2日前から他の人へうつりますので、 自覚症状がない人でも周りに高熱を出した人がいたら要注意です。

★流行性結膜炎(はやり目)
 アデノウイルス8型(ほかに19、37型)が原因で、一般に“はやり目”と呼ばれている結膜炎です。 ウイルスに感染して1週間前後の潜伏期間を経てから発病します。ほかのウイルス性結膜炎よりも症状は強く、 「めやに」や充血、腫れ、痛みも伴います。通常は発病後1週間ぐらいが病状のピークで、その後徐々に改善していきますが、 炎症が強い場合には完全に治るまでに数ヶ月かかることもあります。角膜の混濁による視力障害が起き易いため注意が必要です。
 家族に「はやり目」の人がいたら、タオルなどは別にし、目を触った手などで家具やドアノブなどを触れないようにしましょう。 しかし、かなり感染力が強いため、特に兄弟間等などでは、一人がかかれば全員かかるものとして対処すべきでしょう。

 診断方法として、最近ではELISA法等を用いた迅速診断キットが出来ています。 これは、綿棒でノドや目をこすって採取した検体を材料とするもので、これを試薬に作用させると15~20分程度で判定できます。 患者の負担も少なく、早期診断に有効です(但し、血清型の判定まではできません)。
 咽頭結膜熱(プール熱)の場合は、主要な症状を消失した2日後を経過するまで、流行性結膜炎(はやり目)の場合は、 感染の恐れが消失するまでは登園・登校をすることは禁じられています。

治療方法

isyo アデノウィルス全般に有効な薬はなく、かかってしまったら対症療法(症状を抑える程度の治療)しかありません。
 高熱は、3~5日続きますが、1~2週間で完治します。高熱があるときは、脱水に気を付け適切な水分補給を行ってようすを見ます。 高熱が続くからと言って慌てて解熱剤などで熱を下げる必要はありません。のど越しの良い柔らかい食事(うどんやおかゆなど)や、 下痢や嘔吐がなければバニラアイスなどで少しずつ栄養をとりましょう。何もほしがらない場合は、水分にだけ注意すれば大丈夫です。
 ただし、症状の急変(意識の低下、けいれんなど)、脱水の症状、高熱が何日も下がらない、脱力・憔悴などが現れた場合は、 速やかに医療機関を受診して医師の診断を仰ぎましょう。
 結膜炎の対処法は症状が悪化しないように、炎症を抑えたり、細菌の混合感染を予防する目的でステロイド薬や 抗菌薬入りの点眼剤を使用します。点眼時の注意は炎症が片目の場合は症状のある目だけにしてください (しかし、片目がウィルスに感染した場合、もう一方の目も時間差で症状がでることが多いです)。 また二種類の点眼剤を使用する場合には、必ず間隔を開けて(5分以上)点眼することが大切です。 続けて点眼した場合薬剤の効果が薄れることがあるのでご注意ください。
 アレルギー性結膜炎と違い、ウイルス性の結膜炎の場合は、発病中やいったん結膜炎の症状が軽減した後、 角膜が濁る(角膜混濁)場合があり、モノを見る瞳の中心に濁りが残ると、「見づらさ」「光が反射してい見える」など 視力に影響を及ぼすことがあります。濁りを取るためには、抗炎症作用の点眼薬を使用しますが、状態によっては治るまでに数ヶ月から1年以上かかる場合がありますので、 自覚症状がなくなったからといって途中で通院をやめないようにすることが重要です。