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入学前に治しておきたい子供の便秘

isyo  お子さんが毎日しっかり排便をしているか、またそれはどんな形状をしているか知っていますか? 子供が緊急外来に腹痛でやってくる場合、一番多い原因は便秘です。そして付き添ってくる親の多くが子供の便秘に気が付いていないそうです。
 食べたものは、胃から小腸を通り大腸へと送られます。本来であれば、直腸(肛門につながる大腸の最後の部分)にたまった便が届くと脳に信号が伝わり、便意が起こります。健康な子供の場合は、1~2日に1回排便するのが当たり前です。個人差もありますが、1週間に2回未満であれば、便秘と言ってもよいでしょう。
 便秘をすると腸に便がたまります。直腸は伸縮性があるので、長く伸びることにより大量の便をため込むことができます。そして、腸が長く伸びると便がたまったことに鈍感になり、便意を感じにくくなるとされています。つまり、便秘により直腸が伸びる→便意が感じにくくなる→さらに便秘になる、という悪循環に陥ってしまうのです。
 便秘が慢性化するとおなかの張りや痛み食欲低下や吐き気などが起こります。また、カチカチに固まった便を排出する際に切れ痔になったりと苦痛を伴います。さらに症状が進むと、直腸で固まった便 のすきまから緩い便がもれてしまう「便失禁」が起こることがあります。これは便意を感じず、またいきみもせずにおこるため、大変なストレスとなります。ここまで症状を悪化させないためにも、 便秘が1~2か月続いた場合は、かかりつけの小児科または、排便外来、便秘外来などで受診する必要があります。
 便秘は学校生活にも影響を及ぼす場合があります。便秘のため腹痛を起こして授業に集中できない子や、排便がスムーズでないため授業中にトイレに行かざるをえない子がいます。 給食後に便意を催して20分も教室に戻ってこない、こうなると授業の大切なポイントも聞き逃してしまいます。便通は大人が思っている以上に子供にとっては重要な問題となってくるのです。  


「良い便」とは

便秘を防ぐためには、子供の排便の状況を知る必要があります。毎日出ているか、量は十分か、下痢をしていないか、固すぎないかなど・・・。小さな子供の場合は、 聞かれても適切にこたえることができません。小学1年生くらいまでは、排便後に親が下記のチェック表に基づき、観察をしてあげてください。

良い便チェック表
□ そんなに力まずにストンとでた
□ 固さはバナナくらいである
□ 量はバナナ2本分くらいである
□ 色は黄色~黄色っぽい茶色で黒くない
□ 表面には繊維が浮いている(つるつるしていない)
□ トイレの水に浮いている
□ 臭いはあるがきつすぎない
□ 残便感はなく、スッキリしている

子供とともに良い便について学びたいなら絵本もおすすめです。
       


良い便をつくる3つの方法

食物繊維を多くとって便を作る
 よい便を作る基本は、栄養バランスの良い食事です。とくにしっかりとりたいのは食物繊維です。食べたものは胃と腸で消化・吸収されます。 そして、吸収された後の残りかすが「便の元」となります。この元となるのが食物繊維なのです。食物繊維が不足すると、腸内で悪玉菌が増殖します。 そして、便のにおいもきつくなります。いつもより臭い便が続いた場合は、食生活の見直しが必要です。

腸内細菌の力で便を大きくする
 腸内には善玉菌と悪玉菌があります。腸を健康に保つためには、食べ物の残りかすを発酵させて便の元を作る善玉菌を増やすことが大切です。そのためには、 ヨーグルトやぬか漬けなどの発酵食品を多くとるのと同時に、野菜や果物に含まれる「オリゴ糖」が不可欠です。日ごろから野菜などをしっかりとって、善玉菌を増やすようにしましょう。

インナーマッスルを鍛えてスムーズに押し出す
 便秘の原因の一つが、便意を感じた際に我慢してしまうことにあります。我慢を繰り返していると、だんだん便意そのものを感じにくくなってしまいます。 我慢する癖をつけないためには、早起きをし、朝食をしっかりとって、登校前に「うんちタイム」をとることが必要です。また、便をスムーズに出すには、 腸の周りにある腸腰筋や腹筋を鍛えることが有効です。腹筋をするのはもちろん、相撲の「しこ」を踏むような体制で右左に腰をひねるような体操を取り入れることで インナーマッスルが鍛えられますよ。