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学習障害とは

isyo 知的な発達に遅れはないのに、読む、書く、計算する、といった特定のことがなかなかうまくできない人がいます。これは、学習障害と呼ばれる 発達障害の一種です。知能テストを行うと全般的な知能の発達に遅延は見られないのですが、特定の分野の点数だけが低くなるのが特徴です。 障害というよりも、学習する能力の発達が不十分と言ったほうが正しいかもしれません。
 文科省の調査では、学習障害は4.5%いるとされていますが、勉強がうまくいかないために生じる学習困難の子供を含めた数字と考えられおり、実際の数値は2~3%と言われています。学習障害は文字の読み書きや数字の理解にかかわる 脳の働きが十分に発達していないことによる障害です。私たちの脳は、言語や数字を理解しますが、何らかの理由でその回路が十分に働かなくなっていると考えられています。

日常生活での困難

我々は、例えば「りんご」という文字を見たとき、通常ならその果物を思い浮べることができます。しかし、学習障害で読む能力に問題があると 「り」と「ん」と「ご」という文字だとわかっていても、それが赤くて丸い果物という概念につながらないのです。あるいは似た文字と読み間違えることもあります。 具体的には、以下の3点にまとめられます。

読みの困難
 文字だけを見てそのものを理解することができません。「さくら」を「ちくら」と読んでしまったり、また、単語がつながって文になるとどこで切って読めばいいのか わからず、意味をとるのに苦労します。

書きの困難
 字を知っていても、正しく書くことができません。左右が逆になる鏡文字、よく似ているが間違っている文字、部分的に正しいが全体として誤っている文字を書いたりします。

計算の困難
 数字の概念が理解できないため、簡単な計算ができないことがあります。また、「5番目」と「5つ」の違いが理解できなかったりします。

 学習障害があっても、会話は普通にでき、全般的な知能に遅れはないため、障害は見過ごされ、「勉強をする気がない」「努力不足」と考えられがちです。 本人は、一生懸命勉強しているのに、成果が上がらず叱られるということが繰り返されてしまいます。 学生時代はやりすごしても、就職してからも困難な状況は続きます。周りのサポートと理解がなければ仕事を続けるのは大変な忍耐が必要となります。

学習障害へのサポート

自閉症スペクトラム、注意欠陥・多動性障害は、3歳くらいまでの検診等で発見されることが多いのですが、学習障害は、小学生以降に気が付くことがほとんどです。 話をしているときは理解しているのに、読み、書き、計算といった特定のことができない場合には、小児神経科医や言語聴覚士に相談するとよいでしょう。これらの専門家は 小児神経科、地域の保健センター、子育て支援センター、児童療育センターなどにいます。
 学習障害があることが明らかになった場合は、医師や教師、家庭が連携してサポートすることが大切です。その子に合った対処法を考えて実行しましょう。

 例えば、「自分で読んでいるものが理解できない」場合は、子供と一緒にゆっくり音読をして、ページごとに場面の把握を確かめたり、 文の少ない絵本を交代で音読するなどの方法があります。また、文字や数字を左右逆に書いてしまう場合は、間違っても叱らずに、なぞり書きを何度も行い、 文字を書くときに声掛けなどをしながら間違わないよう練習を繰り返すことが大切です。何事も、すぐに結果を求めてはいけません。 何度も何度も親や教師がサポートし、できたらほめるを繰り返すことによってミスを少なくすることができるのです。

isyo 欧米ではこの障害は比較的多くの人に知られているようです。 有名なハリウッドスターや、映画監督もも学習障害だとカミングアウトしています。適切な支えを受けたことにより、学習障害を抱えていても 活躍している人はたくさんいます。自分に自信を持たせて、何事にもチャレンジする精神を育てることが大切です。



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