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言われなくても自分からやる子になる方法

isyo 小学生以上の子を持つ親の悩みとして多いのは、「うちの子は、言われなければ片付けも、宿題も勉強もやらない」です。 親が望む「自らすすんでやってほしいこと」ベスト5は、
1.時間の管理
2.朝の起床
3.脱いだ服、食べ終えた食器などの後始末
4.ゲームやテレビ、ネット動画時間の管理
5.部屋の片づけ                         となっています。
 幼稚園保育園時代を過ぎ、小学生に入ったら、「親ができることには限界がある」「手出し口出しは本人のためにはならない」と気持ちを切り替える必要があります。 子供の人生は子どものものであり、親が代わってやることはできません。親ができることは、励まし、人生のコースを大きく外れそうになった場合にさりげなく軌道修正してあげる ことぐらいなものです。子供を心配し、応援し、大切にするという「過保護」はいくらしてもかまいませんが、 口出し手出しをしすぎる「過干渉」は子供の将来に悪影響を与えることがわかってきています。

口出し手出しが多い親 3つのタイプ

1.やってあげたほうが早いと先回りしてしまう親
 子供が自分でするのを待てず、つい先回りしてしまう親が増えています。このタイプの親は、物事を「自分基準」で考えるため、 子供がやることも自分と同じレベルを求めてしまっている「しっかりタイプ」の方が多いようです。「待てない親」が増えた理由として挙げられるのは、 育児負担の増加があります。核家族で、パパが忙しく育児に参加できない、複数人の子供を一人で見ているママに多い傾向があります。 やることが多すぎて、子供のペースでやるのを待ってたら終わらない、と焦ってしまい、ついつい子供がやるべきことも自分で処理してしまうのです。

2.子供のすべてを知っておきたい、囲い込みタイプの親
 「子供のすべてを知っておきたい」「いつまでも自分の手の中にいてほしい」と願っているタイプです。このタイプは、親子の密着度が高く、 「子供と仲良しでいたい」「なんでも話してほしい」「子供が秘密を持つなんてもっての外だ」と無意識のうちに子供をコントロールする傾向にあります。 親の目の届かないところで何をしているかが気になり、子供用携帯についているGPSで居場所を常に監視している親も増えています。 自分が管理しなければ子供が誤った道へ行ってしまう、と子供を信頼していないことも問題です。

3.失敗させたくないと守りすぎるタイプの親
 怒られたり、笑われたり、恥をかくことも子供には大切な経験となります。しかし、そんな思いを絶対にさせたくない、と先回りして危険を回避してあげる親が増えています。 「子供がけがをさせられた」「子供が友達に馬鹿にされた」「子供のものを友達に壊された(失くされた)」ということに過剰に反応してしまい 相手の言い分や客観的な状況をよく確認せずに、友達の親や教師(学校)に怒鳴り込むモンスターペアレントになりやすいのもこのタイプです。 子供が友達とトラブルがあった場合根ほり葉ほり聞いて、相手に文句を言わなければ!と息巻いていれば、子供は何も話さなくなってしまいます。 いじめ問題に敏感に反応するためにも、子供の気持ちに寄り添いながらさりげなく話を引き出すことが大切です。


過干渉が引き起こす子供への悪影響

親が手をかけすぎている悪影響として挙げられるのは、「子供に判断力がなくなる」ということです。「朝、勉強をしなさい」「宿題は帰ってからすぐにしなさい」 「お風呂は〇時から」「寝るのは必ず〇時で、起床は〇時」など、各家庭でルールはあると思いますが、そこに子供の意思は反映されていますか? もちろん、ルール作りは大切です。しかし子供自身の一日の流れや約束事を、親が決めてしまっては、子供に考える力、責任をとる心などが育たなくなってしまいます。 学童期に小さな失敗をたくさん重ねることで子供は多くのことを学びます。宿題をやっていかずに先生に怒られた、恥をかいた→嫌でもやらなければならない→でもテレビも見たい→ じゃぁ〇〇の時間を削って宿題を終わらせてしまおう。ということを自分自身で考え、実践させなければ、いつまでたっても親の指導の下「なぜか」宿題を(勉強を)「させられている」 という考え方から抜け出せません。
 手をかけすぎと同じように気を付けなければならないのが、「親のしゃべりすぎ」です。親は子供に比べ様々な経験を積んでいます。それを余すことなく子供に伝え、 自分と同じ失敗はしてほしくない(逆に自分のように成功してほしい)という思いを押し付けます。例えば、テレビを見ていても子供が何かを感じる前に 「これは〇〇で~~」と一から十まで説明したがる方がいますが、それは子供の考える力、想像力を奪ってしまう行為です。 子供なりに、子供としての経験で物を感じることが大切なのです。それは、親からしたら稚拙で間違った考え方かもしれませんが、「今はそんなことを考えているんだな」と 受け止めてあげることが大事な親の役割です。親から何か訴えたいことがあれば、子供の考えを否定せず、そのうえで、「ママは(パパは)こう思うよ」と言ってあげれば良いのです。
 子供には、無限の可能性が広がっています。それを親が摘み取るような真似は避けたいものですよね。

「子供と自分」にうまく境界線を引こう

isyo 子供との関係がうまくいっている親子には、共通点があります。① ルールは厳しくしすぎない(柔軟に変化していく) ②口で言うだけではなくお手本を見せる ③ 試行錯誤して親子で子供に合う方法を見つける ④ 子供にのみエネルギーを注がず、親自身が人生を楽しむ というものです。大切なのは、 「うちの子は自分で人生を切り開いていける」というわが子の力を信じ、ゆったりと見守る姿勢です。そして、子供と自分は別の人間だと自覚し、 自分の人生の延長線上に子供をおかないことです。 ペナルティとご褒美を与えながらガミガミと子供にルールを守らせることが親の仕事ではありません。 親の役割としては、大きな過ちをしそうな場合に軌道修正してあげることと、失敗をした場合に後ろ盾になって責任を取ってあげることではないでしょうか。